ナスダック急落:これは「調整」ではなく構造の変化かもしれない

ここ数日、ナスダックの急落が続いている。

これは以前このブログで紹介した通りであり、

現時点ではおおむね予想通りの展開になっている。

ただし重要なのは、今回の下落が単なる「押し目」ではなく、

市場構造そのものが変化し始めている可能性があるという点だ。

ナスダックは“強すぎた反動”が出やすい指数

ナスダックは言うまでもなく、

  • AI関連銘柄
  • ハイテク・グロース株
  • 期待先行の成長企業

の比率が非常に高い指数である。

つまりナスダックは、上昇局面では最も強いが、

いったん流れが変わると最も速く崩れやすい。

これは過去の局面でも繰り返されてきた。

  • 金利が上がる
  • リスクオフになる
  • 期待が剥がれる

この瞬間に、ナスダックは“先に売られる”。

今回の下落は「利益確定」と「資金引き上げ」が同時に起きている

今回の急落で感じるのは、

単なる短期的な利確ではなく、

  • 大口のポジション調整
  • リスク資産全体からの資金引き上げ
  • 高値圏での需給悪化

が同時に起きているように見えることだ。

上昇相場の終盤では、

「材料が良いのに上がらない」

「好決算でも売られる」

という現象が起こる。

いわゆる sell the news(材料出し尽くし) である。

そして今のナスダックは、まさにその局面に入りつつある。

このまま進めば「高値から20%調整」も視野に入る

もしこの流れが継続するなら、

ナスダックは4月までに高値から20%程度の下落に達する可能性がある。

20%という数字は、チャート分析から導き出したものだが、それだけではなく、

  • 株式市場で「調整局面」と定義される水準
  • 大口資金がいったんリスクを落とす典型幅

でもある。

週足で見ると、いまはまさに

「ピークアウト → 初動の崩れ」

のフェーズに見える。

ここから注目すべきは「戻りの弱さ」

急落のあと、必ず一度は反発が入る。

だが重要なのは、

  • 反発したかどうか
    ではなく
  • 反発がどこで止められるか

である。

典型的には、

  • 過去の支持線だった場所が
  • 今度はレジスタンスになる

という形で戻りが抑えられる。

もしそうなれば、下落は単なる調整ではなく、

トレンド転換としての下げになる可能性が高まる。

BTCの値動きとの関係

前回私は、

「ナスダックはビットコインを2ヶ月ほど遅れて追随する」

という傾向を前提にしていた。

今回の下落はまさに11月から本格的に始まったビットコインの下落に追随しているように見える

しかしビットコインの今回の急落が始まったことで、今回の急落後の回復、さらなる急落のタイミングに変化が生じてきた。

そのため、ビットコインのチャートシナリオを修正して、ナスダックの今後の予想に活用していこうと思います。

想定外だったのはビットコインの値動き

ただし、前回の説明のなかで1点、想定外だったことがある。

それはビットコインの動きだ。

私は当初、

• ビットコインはもう一段上昇し

• 高値圏で三尊天井の右肩を明確に形成し

• その後に下落へ向かう

という形を想定していた。

具体的には、もう少し上を試し、

「典型的な三尊の完成形」を作ってから崩れると見ていた。

しかし実際には、

大きな上昇を挟むことなく急落が始まっている。

右肩を作る前に崩れたということは、

市場の買い支えが想定以上に弱かった可能性がある。

これは単に「形が違った」という話ではなく、

想定よりもひどい結果になるかもしれない

という警戒を含んでいる。

Screenshot

現在のスタンス:損切りして待機中

私自身の対応としては、

上昇すると思って少しだけ保有していたビットコインは

早々に損切りし、現在は待機している。

ここで無理に粘るよりも、

一度状況を整理してから次の局面を待つ方が合理的だと判断した。

ビットコインは長期では「7割減→5倍」を繰り返す資産

ビットコインは長期で見ると、

• 価格が70%以上下がるなるような急落を経験し

• その後に数倍(時に5倍)になる上昇を繰り返す

という非常に極端なサイクルを持っている。

だからこそ、短期の値動きで振り回されるよりも、

大きな調整を前提に構える方が精神的にも現実的だと思っている。

次の買い場:50,000ドル割れを意識

現時点では、

最大で45,000ドル付近まで下落する可能性があると見ている。

そのため、

• 50,000ドルを下回ったあたりから

• 段階的に買い向かっていく

という方針で考えている。

ただし、ここで重要なのは

「すぐに反発する」とは限らないという点だ。

次の急上昇は1年以上かかるかもしれない

ビットコインの次の上昇局面は、

すぐに来るとは限らない。

むしろ、

• 次の急上昇まで1年以上かかる

という可能性も十分にある。

だからこそ、もし買うなら、

買った後はもう忘れてしまうくらいの感覚で

長期で構えるつもりだ。

まとめ:予想通りの部分と、予想以上の部分

現時点で整理すると、

• ナスダック急落は想定通り進行している

• このままなら4月までに20%下落もあり得る

• 一方でビットコインは想定以上に弱く、急落している

• 私自身は損切りして待機中

• 50,000ドル割れから買い下がりを検討

• ただし次の上昇は長期戦になるかもしれない

相場は常に「当てる」よりも、

ズレを修正し続けることの方が重要だ。

今後も、価格がどのラインを守れるのかを軸に、

シナリオを更新していきたい。

※本記事は個人的な見解であり、投資判断を推奨するものではありません。

投稿者 棚主バルド

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